食に関するエトセトラ

 昨日、阪本自然農園に行った。玉庭の阪本美苗さんの小さな農園
に、以前から行く行くと言っていながらはや1年。きなこさんとダンナさま
と3人でお邪魔した。


 食に関して、私は良い出会いをしていると思う。
必ずしもマクロビオティックに限ったことではないけれど、
自然に即した食べ物は、主義主張を超えて、とにかくおいしく、
また体がその滋養を感じるのだ。主食を玄米に。これは流行ではなく、
体が欲するから。


 美苗さんの家でしばし談笑。蒔きストーブの熱は、じんわりと
身体と心を暖めてくれる。
 そのご、塩小豆とゴマのぼた餅をみんなでつくる。リマのクッキング
スクールで習ったカボチャ餡の餅は美味しくないと、美苗さんと盛り上がる。
美苗さんは師範、私は基本の初級を終えただけ。学ぶことがたくさん。


 きなこさんが、自然食レストランの構想を話すのをみんなで聞く。
私も少なからず、食に関しての店をできたらいいなと思っている。


 今日は家で、重ね煮を。りんごとサツマイモ。
陰性のものを下に、陽性のものを上に重ねて煮ることで、
野菜のうまみが自然に引き出される。調味料は塩だけで大概は十分。
野菜は、なるべく皮つきのまま、一物全体で使う。
 だから、りんごを塩水にくぐして、鍋下に敷き、サツマイモを上に
重ねて上に「重ね塩」を少し。後は蓋をして、弱火で煮る。
さーっとりんごから水が上がるので、その水を煮詰めるように。

根菜は身体を暖め、りんごの甘さが身体をやわらかく緩める。


 おいしいな。楽しいなあ。生活と食と身体は繋がっている。