夜更かしはいい加減にしよう〜の巻き

本日受講のセミナーについて
生涯学習推進セミナー」−NPOと行政の協働は何故必要か−
 於:遊学館
 講師:東京学芸大学教育学部教授 田中 敬文 氏

   NPOと行政の協働が何故必要か、それは何故かと問われれば、
  行政にお金が無いからよ 〜。そんなことは、最近の合併騒ぎや、
  市町村の赤字債権団体回避政策を見れば歴然なんだけど、ここに来て、
  県主体での、各自治体の企画及び生涯学習(外郭団体を有し、民との
  具体的な 繋がりの見える部署)系講演会でのテーマ設定が軒並みNPO
  との協働を題材としている様子から、かなり切羽詰まった状態なのが
  伺われます。


   指定管理者制度の急激な導入など、財政ベースで見れば、危機的状況
  を下請け的に民へ降ろすことで、経費削減を図る悪政のようにも見え
  ますが、裏を返せば、民が官のノウハウを積極的に利用(コントロール?!)
  することや、箱物としての場を手に入れる絶好の機会にもなるわけで、
  ピンチはチャンス。


   講演会は、協働のメリット・デメリットについて明確に示唆し、
  今後の課題を提示するという非常に実践的なもので有意義でした。
  行政側のNPO認識(NPOの意義とか、下請け的にしか見てないとか)の低さ。
  日本(特に田舎)でのNPOへの誤解(ボランティアで収益事業をしないもん
  だという意識)。あるある。
   行政主導でできたNPOは、福祉や子育て関係の分野が多くて、既存のシステム
  を補完するだけの意味しかないものが多い。全ての創造的な市民活動が公益的
  なものとして認識されれば、団体ごとのミッションが明確な活動は、既存の枠
  が関係なくNPOである。
   また、行政からの補助金を頼りに運営する内情では、自立的な運営が脆弱と
  いわざるを得ず、事業運営としての経済価値が、もっと問われなければなら
  ないという。
   全国に2千以上あるNPO(法人格のものだけなので、任意のNPOはもっと多いよね
  きっと)は、今NPOバブル状態。今後、企業同様、淘汰収縮が起こってくるわけで、
  生き残るのは個性があり、事業の補完的なネットワークを上手に構築できた団体
  になるのかなと。



   なんだかんだで自分のインプットを滝口君とシェアしていたらこんな時間。
  自分でも体力あるな〜と、感心する今日この頃。そこには、
  内観的身体の成長がある。と思う。



今日家に、東京で音楽をやっている友人から、暑中見舞いのCDが届く。
  友人の創った夏の曲。遠い花火が打ちあがるようなイメージ。ありがとう。
  とてもいい曲です。


   昨日は夜の散歩。1時間のつもりが一緒に行った近隣の友人と話しが尽きず、
  月が昇る時間になてしまった。空には、三日月。水庭に横になる。
  身体に満ちる静寂。いいな〜、夏。とか言ってたら蚊に食われた。かゆいかゆい。