それぞれの朝に

 部屋には大きな窓がある。
窓からは、風や外の風景や光と、部屋に心地よい恵みを
届けてくれる。


 日々、様々な困難があり、同時に日々様々な学びがある。
相対的に、私の先にあるものは希望と光だ。


 結婚に関して言えば、私は自分なりの歩みというペースを
学んだ。パートナーとの関係性の地固め作業がまずは大切
なのであり、会話やコミュニケーションから、何かしら、解決や
経過へのヒントが生まれる。
私たち個人としての個性はありのままに、けれども社会の最小単位
としては、社会に対峙する姿勢は、同じスタンスをとっていきたい。
それは、対話によって築かれるのだと思う。


 私たちは、夫婦としてそこにあるのではなく、何年もの時間を費やし、
自分たちのペースで夫婦になっていくのだ。それは自主的な歩みであり、
気長な作業であると供に、一人では見えない世界を垣間見るための、
大きな希望でもある。


 と、私は思っている。


 沢山の人たちに囲まれながら、大きな光と、風がやってきますように。