不伐の森

 長井市の不伐の森。
条例で、今後永遠に伐採はしないと定められた森。
しかし、里山であるこの森は、人間の生活と供にあった
ので、手入れをしなければ、木々の育たないやぶになった
ままなのでした。


そいうことで、2000年から不伐の森に親しむ会という
団体が発足して、定期的に(年4回〜6回)山に入って市民の
方々と供に間伐や下草刈りをしています。


私も事務局として名ばかりのお手伝いをしているのですが、
昨日は、初夏の間伐作業日でした。


伊佐沢にあるこの森のには、じゅんさいの取れる沼があり、
沼周辺の森に入って枝打ち、間伐をします。
残す木は、クヌギや朴ノ木等、豊かな生態系をつくる木々。
密集した木を間引くことで、森に太陽の光を入れ、昨年落ちた
木の葉などが堆肥となり循環する助けにします。


 木々の緑も鮮やかなこの季節は、森に入るのが気持ちよい。
主に、近くの大工さんの学校、工科短期大学の学生さんが
作業にあたってくれたのですが、私と先輩の逸見姉さんは
水分補給班として活躍。というか、単に麦茶をつくって
みんなに配っていた(散策していた)だけですが。


 6年もたつと確実に森が豊かになってくるもので、草も
育たないくらいの藪、森なんて呼べない惨状だった場所が、
今では、木の葉を通した心地よい光にみちているのはとても
きれいでした。


 次回は7月。ジュンサイ取りのお楽しみ事業です。
イモリも沢山とれるよ〜。皆様是非ご参加ください。