住民自治

 先週、研修を受けた。県主催の研修、というか講演会で、題は、
行政とNPOとの協働だった。
この手の話で理想論を述べ連ねる講演会は多々聞いてきたのであまり
期待せず、動員、動員と言い聞かせていったが、予想に反してとても
面白かったし勉強させていただきました。


 強引に要約すれば、既存の協働幻想は捨てて、地道に時間をかけて
お互いの意見・立場・目的をすりあわせていくしかないという、非常に
実践的(笑)な話。
いやはやその通り!と思ったのは、そうした時間と努力はどこへ向かう
ところ。自分がその場に参加している実感、この社会をつくって
いるのは誰でもない自分だという実感。つまり最終的には住民自治
向かうべきだという。


 最近、HRIの中間さんから頂いた本「スウェーデン」を読んでいる。
北欧の社会は自律社会、成熟社会といわれるが、本を読んでいると、
暮らしやすい(誰にでも開かれ誰でもが参画できる)社会を支えるのは、
自己決定し、自らが社会の一員であることを自覚する市民を育てる教育
なのだと思った。